今回は、モラハラ旦那がいる女性にとっては絶望したくなるような恐ろしいお話をします。
それは「モラの子はモラ」。つまり、モラハラ旦那の子供はモラハラが遺伝するということです。
自分の可愛い我が子を、未来のモラハラ男にしないための秘策をお伝えします。
モラハラ遺伝子は素質と環境で受け継がれる
私は数秘術を少しかじっているのですが、たくさんの事例を見てきた中でも「モラの子はモラ」を確信しています。特に、長男(又は長男の数字を持っている人)は父親の影響を受け継ぎやすいので、モラハラ男になる素質が遺伝しやすいです。
我が家の場合を見てみると、私の旦那は長男で、旦那の父親は生粋のモラハラ男です。むしろ息子である旦那よりも、旦那の父親の方が酷いくらいです。
以前、旦那の両親と同居していた頃は、度々旦那の母親が旦那の父親からモラハラを受けている場面を見てきました。
詳しい原因はわかりませんでしたが、大体いつもお金のことで言い争っていたように思います。
言い争うと言っても、一方的に旦那の父親が大声出して暴れているだけでしたが…。
旦那の父親の言い分としては、「俺の金を一体何に使ってるんだ!無駄遣いばっかりするな!」ということで、旦那の母親の言い分としては「子供たちのために使っている。無駄遣いなんてしていない。毎晩飲み歩いて飲み屋の女に貢いでいる自分の方が、よっぽど無駄遣いしているでしょう!」ということ。
…なんか、書いていて切なくなってきました。まるで私達夫婦のことを書いているみたいで。
そして、旦那の母親は専業主婦だったので、最後には旦那の父親に「(旦那の父親の給料が入る銀行口座の)キャッシュカードを返せ!!」で終わります。
終わりますと言っても、大きな体で力いっぱい暴れるものですから、ドアが壊れて閉まらなくなったり、灰皿やお皿が割れていたり、食料の入った戸棚の中がめちゃくちゃに出されていたり…。大惨事です。
それでも旦那の母親は耐えていました。その時はまだ、旦那の妹と弟が学校へ行っていたので、どうしても学費が必要だったからです。子供たちの学費のために、どんなにひどいモラハラを受けても我慢していました。
旦那の母親は「子供たちのためだから」とモラハラをしてくる旦那の父親のいうことを、悲しそうな顔をしながらいつも聞いていたのです。
自分は経済力のない専業主婦で、学費のかかる子が2人もいたら、いうことを聞くしかありません…。それがわかっているから、旦那の母親にとって一番困ることだから「キャッシュカード返せ」といつも脅していたのだと思います。これを言われたら、旦那のお給料で生活をしている専業主婦には言い返す言葉がありません。
そんな父親の様子を見てきた私の旦那は、「大声で怒って大暴れすれば、母親は言うことを聞く」ということをずっと小さい頃から学んできたのでしょう。
自分が大きくなって、結婚して、奥さんが思い通りに動かないと、自分の父親と同じように「大声で怒って大暴れ」する立派なモラハラ旦那になってしまったというわけです。
実際に「キャッシュカード返せ」のセリフは、私も旦那から言われました。おもしろいくらい旦那の父親を完コピだったので、わざと真似しているのかな??と思ったほどです。
私の子供たちも、小さい頃から私が旦那からモラハラを受けているのを見ています。子供の頃の旦那と同じ環境なので、このままでは私の子供たちも立派な未来のモラハラ予備軍です。
大切な我が子をモラハラ男にしないために。
モラハラ男を育てないためには、「モラハラは通用しない」というところをしっかり見せるべきだと思います。たとえ母親がモラハラを受けていたとしても、その母親がモラハラに屈することなく、毅然とした態度でしっかりと自分の意見を伝え、言いなりにならない姿を見せる。
大きな声を出して相手を怖がらせたり、物を壊したり、大暴れしたり、相手を恐怖で支配しようとしても無駄だということを、実際に見せてわかってもらうのが一番です。
私の旦那のように「出ていけ!」「離婚だ!」とすぐに言うタイプには、「あ、こいつ本当に家を出ていくんだな。」というところを見せておくと、かなり効果的です。言葉の脅しは効かないということ、いつでも覚悟はできているんだぞという態度を見せておくべきです。
一度我が家では、私が実家に帰る為の荷造りをして全部宅急便で送った後、飛行機で飛び立つ3時間前で思いとどまるという、離婚寸前の出来事がありましたが、それから旦那は「出ていけ、離婚だ!」と言わなくなりました。
私がカメラ転売で稼げるようになる前までは、出ていけ・離婚だと旦那がブチ切れすることすらありませんでした。私は旦那が怒らないようにいつも気を遣っていましたし、常に自分の気持ちを我慢していたので旦那の言いなりだったからです。そもそも、離婚の話までたどり着けませんでした。
ですが、カメラ転売で稼げるようになったことで、自分の自信を取り戻したことや、養われなくても生きていける経済力も手に入れたので、離婚という選択肢も視野に入れられるようになりました。
我が家では直接暴力を受けることは今までありませんでしたが、もし万が一、旦那のモラハラ行為が子供にも及ぶようなら、私は身を挺して子供を守る覚悟です。
直接身体的に暴力を受けたなら、しっかりと証拠を記録して子供たちをを連れて家を出ます。そこまでされたら、我慢して一緒にいる意味がありませんし、子供の身の安全は最優先事項だからです。
子供をいつも守る姿勢を見せておくと、必ず母親の味方になってくれますし、モラハラをする父親の姿を見て、私の息子は「自分はこうなりたくない」と思っているそうです。
モラハラ男になるかどうかは母親次第
ここまでの話をまとめると、モラハラは遺伝するということ。でも、その遺伝子を覚醒させるかどうかは母親の態度が大きくかかわってくるということです。
旦那の母親は、旦那がモラハラ男に育ったことを自分のせいだと言っていました。兄弟の中で、唯一旦那だけは大人になっても母親に反抗的です。反抗的どころか、自分の母親にモラハラを発揮しているくらいです。
多分、旦那は幼いころに、旦那の父親からモラハラを受ける旦那の母親のストレスを一身に背負ってしまったのだと思います。あるいは、モラハラとは、弱者に向かって行われることが多いので、旦那の母親もモラハラを受けていたストレスから、幼かった旦那に辛く当たってしまったことがあったのかもしれません。
実際に、旦那の母親は旦那だけ怒って育ててしまったと言っていました。
そのことを教訓に、私は大切な我が子をモラハラ男にしないためにも、旦那のモラハラには絶対に屈しない態度を見せること、そして恐怖で相手を支配しようとしても相手の心は離れていくだけで、支配することはできないということを子供たちに言い聞かせています。
旦那の母親と私は、同じ専業主婦で、旦那からモラハラを受けていて、いつも旦那の顔色を伺って生活しているという共通点がたくさんあります。
ただ一つ違う点があるとすれば、私は「自分で稼ぐ力を身につけた」という部分だけです。私はカメラ転売で家にいながらでも稼げるようになったので、ひたすら我慢し続けて旦那の顔色を伺って生きていかなくても、自分の力で生きていくという選択肢を選ぶことができます。
旦那の母親は、自分の気持ちよりも子供たちの生活のため、お金のために我慢する道を選択しました。
それが原因かはわかりませんが、数年前より若年性認知症を患ってしまい、もう誰のこともわかりません。
せっかくモラハラに耐え続けてきたのに、必死に守り続けてきた子供たちも独立して、さぁこれからは自分の人生を楽しめるというタイミングで心がとうとう壊れてしまいました…。心からかわいそうだと思いますし、私がカメラ転売で稼げるようになっていなかったら、自分の将来の姿かもしれないと、とても他人事には思えません。
そして、旦那の父親は現在たった一人で広い家に住んでいます。
旦那の母親も旦那も旦那の妹や弟も、みんな離れてしまいました。誰一人として、旦那の父親を訪ねる家族はいません。もちろん、身の回りのことをしてくれる人もいないので、洗濯や食事も自分でしているのだと思います。
本来ならば、旦那の母親と静かに暮らし、お盆やお正月は大勢の孫に囲まれて賑やかに過ごしていたことでしょう。それなのに、今ではたった一人だなんて…。本当に寂しいだろうなと思います。
これがモラハラ男の行く末なのか…と思いました。私の大切な息子たちに、こんな寂しい人生を歩ませたくありません。なんとしてでもモラハラ男になってしまうことだけは阻止したいと、旦那の父親を見て強く思いました。
モラハラに打ち勝つ母親になるために
私がモラハラに打ち勝つ強さを得られたのは、カメラ転売で自分の力だけでも稼げるという自信を手に入れたからです。養ってもらっている専業主婦だった頃は、いつも旦那には遠慮がちでした。
何をするにも旦那に聞かないといけない、旦那の許可がないと後が怖いと思って、何ひとつ自分で決めて行動することができなかったのです。
カメラ転売に出会っていなければ、きっと今でも私は旦那の顔色を伺って、何ひとつ自分で決めて行動できない母親だったと思います。
そんな旦那の言いなりになっている私を見て育ったら、子供たちも同じような大人に成長してしまいます。一番そばにいる両親がお手本を見せてしまっているのですから…。
「子は親を映す鏡」って、本当にその通りだなって思います。
大切な我が子に、幸せな人生を送ってもらいたいと思うのは、親として当然の願いだと思います。子供たちのお手本となれるように、お母さんって楽しそうに生きているな~と思ってもらえるように、親として子供たちと一緒にこれからも成長していきたいと思います!
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